2006-01-01から1年間の記事一覧

終りも始まりもなく続いてゆく瞬間の中で僕達は心地よい青の夢をみる

(一) 出会った瞬間に弾け消える 弾け消えた瞬間に また再び寄り添う ダンス ダンスを踊ろう 僕の青と君の青とを重ね合わせよう また出会えるように 今日のさよならをしよう ダンス ダンスを踊ろう 君の青と僕の青とを重ね合わせよう

まなざし

たいように せをむけ かげを いつくしむ よろこびから みをひき かなしみを だきよせる わたしを すてて あなたへ とけてゆく

ごめんね画材たち(昇天)

昔貰った祖母の画材箱、部屋の隅にしまいこんで、すっかり忘れてたのを数年ぶりに開いたら、絵の具が憐れなことになっていた。オイルもないし、固まって使えない色ばかりで、画材に対して非常に申し訳ない気持ちで一杯。本当にごめんね。ごめん。 部屋を片付…

嘔吐

吐き出したくて 吐き出せなくて 自分のゲロで 窒息死をする

頭痛にバファリン

深い呼吸 髪を切りすぎた朝 幹をかじる蜂 ゆれるクローバー 不思議そうに眺める犬 風のにおい 伸びる影 桜色の空、瞬きしてる間に青から藍(あお)へ ちいさな星々 お囃の音 豆腐ハンバーグ 頭上を飛ぶ飛行機 微笑むお月様 混乱してしまった 目的を、道を忘れ…

ネイビーブルー

たくさんのことばは でてこない たくさんのイメージも やってこないぽつりぽつり あっというまに きえてゆく

(無題)

たったの一音たったの一文字たったの一色たぶんそれだけで十分

溜息

人並みの幸せを望みつつ 人並みの幸せなど望んでもなく ジゾイド気質の行き着く先 青の先端で 一粒の滴が揺れている

(無題)

なにも映さない瞳 なにも響かない耳 なにも歌わない唇 いまではもう ただの 乾き果てた ちいさな骸 幾億の塵となり 虚空へと舞い散る 最後の一粒 ちいさな かつての“わたし” 静かな空間 訪れの 予感

無題

みんなが すこしずつみんなが だれかのためにそしてだんだん だんだんゆがむえがお みんなが すこしずつみんなが だれかのためにだからはやく はやくじゆうになあれ

(無題)

光でも闇でもない灰色の空間有ることと、亡いこと在ることと、無いことなにもない終りも始まりもないただ漂っている 鏡は失われ“自我(わたし)”は どこにもいないさいごに残ったのはひとかけらの”自己(わたし)”

一番小さな

もう、なにもいりませんいただいたものすべて おかえしします だからおねがいします いちばんちいさな“わたし”に もどしてください

沈黙

届くことのなかった言葉も、いつかは誰かに届くだろう

365-STEP HARDCORE BLUES!

ちいさな宇宙が世界中の そこかしこでひろがって、いる 燃え続けている燃やし続けている

限界

人間なんて 嫌い 嫌い 嫌い 嫌い 嫌いうるさいみんなだまれくだらないからっぽ からっぽ からっぽ地球が赤くなればいい

ヒト

人はうまれながらに人間なのではなく 様々な経験を通して人間になってゆくのだ

はなればなれになってしまったよるをつれて あたらしいあさがやってくる しずむことのない、あさ

Motivation / モチベーション

Our deepest fear is not that we are inadequate. 僕らが最も深いところで恐れているのは 僕らが未熟な存在で 僕らの何かが欠けているということじゃないよね Our deepest fear is that we are powerful beyond measure. 僕らが最も深いところで恐れている…

白と黒

闇深い深い海の底暗い森 本当の光を見るためには、闇をとおらなくては。闇を知らない 光そんなのあるんだろうか? いるんだろか? だから ことばを のみこむまだはやい ゆっくり ゆっくり がまんしてものごとをしるためには ただしい順序があるのだから

或る、ひとつの音単音シンプルな響き反響もせず ひろがってゆく混ざりあわない音純粋な 或る ひとつの音静かな夜の湖のような、響き青い夜の闇白夜月蝕砂漠の太陽一滴の水一粒の砂ため息一回の瞬き歩くために足を上げる一瞬息を吐こうと息を吸う何もかも絶望…