Discharming Man
美しくカボションに研かれた、半透明で薄水色の貴石(いし)。
久しぶりに観た蛯名くんは、そんな感じだった。
関内で観たアコースティックセットの蛯名くんが、
とんでもなく素晴らしくて、そのとき、一生分の感動をした。
この先、二度と聴けなくても後悔はないくらいだったから
それから暫くは観に行こうとは思わなかった。
けどさ…
いつの間にか、力強くなったなぁ…。
大人になったなぁ…。
うつくしい声だなぁ…。
うつくしい歌だなぁ…。
1曲目が確か「逃避行」で、1曲目を聴きながら
ここ数年の私の人生を振り返ったら、涙出そうになった。
長かったなぁ…長かったんだよ…。
勝手に限界を決めて、満足をして、諦めて
でも、まだまだ、これからも現在進行形なんだよね。
終わらないんだよね。
私を救い出して。
そこまで連れてって。
もっと、もっと、美しい光景を見せて。
やっと、Discharming Manがキウイロールを超えました。